温泉のよさを何で測るか。湯の質、施設の広さ、値段の安さ——基準はいくつもあります。
でも、露天風呂に浸かった瞬間に「うわ」と声が出る、という体験はそう何度もありません。
東京都稲城市、よみうりランドに隣接する 「よみうりランド眺望温泉 花景の湯」。ここの露天風呂の景色は、私がこれまで入ってきた温泉の中で、文句なしに一番きれいでした。
正直に書くと、料金は安くありません。平日で2,300円。私が普段通っている施設のおよそ3倍です。
それでも「出す価値がある」と思っています。この記事では、何にその2,300円を払っているのかを書きます。
この記事でわかること
- 露天風呂から見える景色が、実際どれくらいすごいのか
- 標高約100mという立地の意味
- 温泉・サウナ・岩盤浴など施設の中身
- 平日2,300円は高いのか、妥当なのか
- どういう日に行くべき施設なのか
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | よみうりランド眺望温泉 花景の湯 |
| 所在地 | 東京都稲城市矢野口4015-1(新感覚フラワーパーク「HANA・BIYORI」内) |
| 入館料(平日) | 2,300円/公式オンライン前売り 2,000円 |
| 入館料(土日祝) | 2,800円/公式オンライン前売り 2,500円 |
| 特別ナイト入館券 | 平日20時以降の入館 1,500円(繁忙期は販売なし) |
| 入館料に含まれるもの | 入湯税・館内着・タオルのレンタル料+HANA・BIYORIガーデンエリア |
| 岩盤浴「火窯房」 | 平日800円/土日祝900円(別途) |
| 入館できない方 | 入れ墨・タトゥー(シール等を含む)のある方/乳幼児・未就学児 |
| 立地 | 標高約100mの高台 |
| 泉質 | 地下1,750mから湧出する弱アルカリ性・塩化物・炭酸水素塩温泉 |
| サウナ | 30人以上が入れる大型サウナ/20分間隔のオートロウリュ |
| オープン | 2024年3月 |
| 公式サイト | よみうりランド眺望温泉 花景の湯 |
※料金は 2026年8月時点 の情報です。公式サイトの前売りを買うと平日300円安くなります(2,300円 → 2,000円)。
お盆などの特定日は土日祝料金が適用されます。訪問前に公式の料金ページと営業時間をご確認ください。
結論:景色に2,300円を払う施設です
先に結論を書きます。
- 露天風呂からの眺望は、他では代替できません。 これが2,300円の中身です
- 「安いから行く」施設ではありません。 週に一度通う場所ではなく、たまの贅沢として行く場所です
- 丸一日いるつもりで行けば、値段は納得できます。 短時間で帰ると割高に感じるはずです
私はこの施設を、コスパで評価していません。評価軸そのものが他と違うからです。
① 露天風呂から、東京の街が一望できる
この施設は、山を少し登った高台にあります。標高はおよそ100m。

その高さに露天風呂があるので、湯に浸かりながら、東京の街並みを見下ろせます。
言葉にすると「景色がいい露天風呂」で終わってしまうのですが、実際に体験すると印象がまるで違います。視界を遮るものがなく、街が広がっていく。 温泉の露天風呂というと山や庭を眺めるものが多い中で、都市そのものを見下ろす露天というのは珍しい体験です。
私は東京近郊の日帰り温泉を14軒ほど回ってきました。その中で、露天風呂の景色のきれいさに限っていえば、ここが断トツです。 2位以下と比べる必要がないくらい、はっきり差があります。
「東京の街並みを見下ろしながら、ゆっくり湯に浸かりたい」——そう思ったときに行くべき施設は、ここだと思います。
なお、私が行ったのは昼の時間帯です。 昼でも十分すぎるほどきれいでした。夜景については、まだ体験していないので書きません。次に行くときは夜を狙うつもりです。
② 温泉そのものも、きちんとしている
景色の話ばかりになりましたが、温泉としての中身も揃っています。
露天風呂には、地下1,750mから湧き出す弱アルカリ性の塩化物・炭酸水素塩温泉が使われています。深いところから汲み上げた、正真正銘の天然温泉です。
内風呂には、
- 高濃度炭酸泉
- シルク風呂(電気風呂を併設)
- ジェットバス・リラクゼーションバス
といった湯船が並びます。
そしてサウナが本格的です。男女ともに 30人以上が入れる大型のサウナ室で、20分間隔でオートロウリュが入ります(風呂・サウナ・休憩所)。
さらに良いのが、露天エリアに外気浴用のデッキチェアが数多く置かれていること。景色を眺めながら外気浴ができるわけで、これはこの立地でしかできない体験です。サウナ→水風呂→外気浴のサイクルが、絶景つきで回せます。
なお公式サイトを見ると、期間限定でアウフグースのイベントも実施されています。熱波師がタオルで風を送るあれです。開催日が決まっているので、狙って行くなら事前にイベント情報を確認してください。
③ 岩盤浴と、館内の過ごし方
有料の岩盤浴エリア 「火窯房(ヒガマボウ)」(平日800円)では、専用の岩盤浴着を着て、岩盤浴・サウナ・クールダウン・休憩ができます。
館内には日本庭園「池泉庭園」、展望デッキ「見晴処」、「花見テラス」といった空間があり、無料の休憩エリアも用意されています。
つまりこの施設は、風呂に入って帰る場所ではなく、滞在する場所として設計されています。ここが料金の評価に直結します。
④ 2,300円は高いのか
正直に書きます。安くはありません。
東京近郊の日帰り温泉と並べると、価格帯は上のほうです(すべて平日・大人・2026年8月時点)。
| 施設 | 平日入館料 |
|---|---|
| 東京都の銭湯(統制額) | 600円 |
| 仙川 湯けむりの里(調布) | 920円 |
| 温泉バルコニー キング&クイーン(所沢) | 950円 |
| 稲城天然温泉 季乃彩 | 1,000円 |
| 深大寺天然温泉 湯守の里(調布) | 1,080円 |
| 京王高尾山温泉 極楽湯 | 1,100円 |
| 東京荻窪天然温泉 なごみの湯 | 2,300円 |
| よみうりランド 花景の湯 | 2,300円 |
| テルマー湯(新宿) | 3,100円 |
※施設名はリンクになっています。当ブログに記事があるものは記事へ、それ以外は各施設の公式サイトへ飛びます。
私が普段使いしている仙川 湯けむりの里は平日920円。ここはその約2.5倍です。
ただし、2,300円には入湯税・館内着・タオルのレンタル料が含まれています。 タオルを持たずに手ぶらで行けるので、実質の差は表の数字ほど大きくありません。さらに公式サイトの前売りを買えば平日2,000円になります。
その上で、私の結論はこうです。
丸一日いて、たまの贅沢として行くなら、納得できる値段。
短時間で入って出るなら割高に感じるはずです。逆に、朝から入って、景色を眺めて、岩盤浴で休んで、また湯に浸かって、夕方に帰る——という使い方をすれば、2,300円は妥当です。
そして何より、露天風呂の景色が生涯で一番よかったという事実があります。その体験に対して払う金額としては、出す価値があると思っています。
こんな人に向いています
向いている人
- 絶景の露天風呂に入りたい人(これが最大の理由になります)
- 一日かけてゆっくり過ごしたい人
- たまの贅沢として温泉に行く人
- 手ぶらで行きたい人(館内着・タオル込み)
向いていないかもしれない人
- 毎週通える温泉を探している人 — 価格帯が違います。通うなら仙川 湯けむりの里(平日920円)のような施設を探すほうが合理的です
- さっと入って帰りたい人 — 滞在してこそ元が取れる施設です
- とにかく安く済ませたい人 — 素直に銭湯かコスパ系の施設へ
まとめ:景色を目的に行く価値がある一軒
- 標高約100mの高台にあり、露天風呂から東京の街を一望できる
- 私がこれまで入った温泉の中で、露天の景色は断トツで一番
- 地下1,750mから湧く天然温泉、高濃度炭酸泉、シルク風呂
- 30人以上の大型サウナ+20分間隔のオートロウリュ、露天に外気浴チェア多数
- 平日2,300円(公式前売りなら2,000円)。入湯税・館内着・タオル込み
- 丸一日いて、たまの贅沢と考えるなら納得できる値段
温泉選びの基準が「安さ」や「通いやすさ」だけなら、この施設は選ばれません。でも、「今日は特別な一日にしたい」という日があるなら、候補に入れる価値があります。
湯に浸かりながら東京を見下ろす時間は、値段の話を忘れさせるくらいには、よかったです。
公式情報リンク集
料金・営業時間は特定日で変わるので、行く前に公式で確認してください。
| 知りたいこと | 公式ページ |
|---|---|
| 施設全体 | よみうりランド眺望温泉 花景の湯 |
| 料金(前売りもここ) | 料金 |
| 営業時間 | 営業時間 |
| 初めて行く人向け | 初めての方へ |
| 風呂・サウナ・休憩所 | 風呂・サウナ・休憩所 |
| 岩盤浴「火窯房」 | 岩盤浴(サウナ付き) |
| 泉質の詳細(PDF) | 泉質について |
| アウフグース等 | イベント |
| 行き方 | アクセス |
| リラクゼーション | リラクゼーション |
| よくある質問 | FAQ |
公式SNS
眺望の写真は、公式SNSが一番わかりやすいです。浴場は撮影できないので、景色を見てから行くならこちらを。
- Instagram: @kakeinoyu
- X(旧Twitter): @kakeinoyu
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